つながりデザイナー
つながりデザイナーは、その名のとおり「人と人」「人と企業」「人と社会」の『つながり』をデザインします。現代社会において「つながり」=「関係性」は、さまざまな場面で重要な意味をもっています。
現代はニューメディアやインターネットの普及によって、以前とは比べ物にならない量の「つながり」が生まれてきています。個人を見ても、親族、地域、学校、職場といった従来からあるコミュニティだけでなく、さまざまな形態のリアル/ヴァーチャルなコミュニティに属する「マルチコミュニティ化」が進んでいます。
しかし、私たちに与えられた「時間」は増えている訳はなく、どうしてもそうした数多くの「つながり」に濃淡をつけなくてはなりません。そこに「つながりデザイン」発想が必要になってくるのです。これからの時代に求められる「つながり」とは何かと考えたときに、ひとつの見方として「1+1>2」となり得るつながりを重視するということがあると思います。つながりの「数」ではなく「質」を大切にしたいと私は考えています。ツイッターやフェイスブックのフォロワーやフレンドの数を競ってみても、「つながりの質」という観点からは、あまり意味のないことだと思います。それよりも、「1+1>2」となるつながり、言い換えればそのつながりから何らかの化学反応(ケミストリー)が生まれる関係が、新たな価値創造に結びつく質の高い「つながり」なのだと思うのです。そのような、なにか新しい価値が生まれる「場」としての「つながり」を、もっともっとたくさんデザインしていきたいと思っています。
「つながりデザイナー岩見周介が、どんな仕事をしているのか今ひとつ理解できない。」という方々のために、具体的にこんなことをやっているというのを簡単にまとめてみました。(更新中です)
ビジネスにおける「つながりデザイン」・・・
1) お客様とのつながりをデザインする
ビジネスにおける「つながり」を考えるとき、最初に思い浮かぶのは「お客様とのつながり」だと思います。顧客のいないビジネスというものは存在しませんから、当然のことですね。
で、ここで考えていただきたいのが、ビジネスであなたが本当につながりたいのは誰か?ということです。
結局のところ、つながりというのは「人と人」のつながりに収束していきます。ですから、あなたが本当につながりたいのは、最終的にはひとりひとりのお客様=「個客」ということになります。
ですから、私は「個客」とのつながりをデザインするお手伝いをしています。ひとりひとりのお客様とどうつながるのか、そしてそのつながりからどんな新たな価値を生み出すのか、をデザインするのです。
誤解を怖れずに言えば、「つながりデザイン」はマーケティングではありません。なぜなら、マーケット(市場)を相手にしているのではなく、ひとりひとりのお客様(個客)を対象にしたものだからです。